エアー漏れ試験マスターの加工を紹介します。
この製品のポイントは、細いΦ0.5の下穴に対して120±1°、真円度0.0002の公差の穴があるところです。
左の図面を見ると、一般的にセンター穴研削盤を思い浮かべる方が多いかと思います。しかし、製品は非常に小さく下穴はΦ0.5で、面粗度もラッピング加工指示になっているので研磨加工では図面の内容を満たすことが出来ません。
そこで、クリタテクノでは職人のラッピング加工を駆使して、真円度と角度を調整しながら磨いて加工していきます。当然ながら、人の感覚で加工するので力の入れ具合で、口元や奥のダレが発生します。
従って、測定と磨きを繰返しながら公差に入れていく、シビアな加工です。
・色々な試作品も加工しています→試作道場
5.エアー漏れ試験マスタの加工について
投稿日:2012年9月7日