クリタテクノの技術の結晶を、解りやすくイラストとコメントで説明します!
「クリタテクノなら、この精度まで加工できるんだ?!」とか
「クリタテクノなら、こんな形状の加工も出来るんだ?!」とかとか
「クリタテクノなら、こんな形状で、この精度が出せるんだ?!」などなど
クリタテクノのゲージ設計製作のノウハウで解決してきた問題をまとめました。
お客様の抱えてる問題と一致するような「形状」「公差」などありましたら、事例番号をお申し付け下さい。問題解決のヒントを一緒に解決しましょう。
止り溝研磨加工
クリタテクノの得意としている成形研削加工の事例です。
溝幅のサイズ・ニゲのサイズ・溝深さのサイズによって加工方法が変わります。また、砥石で仕上ますので砥石成形の可能な限り加工可能です。成形研削加工に関しては、NCだけではなく手動平面研削盤も成形研削加工に用いますので汎用性の効いた加工も可能です。
勿論、材質はタングステン(超硬)、セラミック、スーパーインバーなど特殊素材にも対応出来ます。
・成形研削加工の詳細はコチラ→成形研削加工facebookページ
平面度リングゲージ
この、リングゲージは測定対象ワークの高さを比較測定するゲージです。
一般的に高さの比較測定をする場合、ブロックゲージなどを使いますが、お客様のワークに形状に合せた、つくりをするのもクリタテクノの強みです。
製作個数も一つ一つ職人さんが手作業で仕上ていきますので少量から製作可能です。
勿論、ゲージ鋼に限らず、タングステン(超硬)、セラミック、スーパーインバーなど特殊素材にも対応出来ます。
また、必要に応じては「校正証明書」「トレサビリティ体系図」(手数料必要)の発行も可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
・ラッピング加工の詳細はコチラ→ラッピングfacebookページ
先端Rハサミゲージ
この、ハサミゲージは製品の外径R溝底径を限界測定するゲージです。
一般のハサミゲージはゲージ部分が平面になっているので、狭い所は測定できません。しかし、コチラの先端Rハサミゲージであれば、1mm以下の溝径も簡単に測定出来ます。条件によっては1mm以下の幅も測定可能なゲージを作成できます。
ゲージ部分がラッピング仕上げになっていますので、耐磨耗にも優れ長持ちします。
測定し辛いポイントがある場合はお気軽にお問い合わせ下さい。
・ハサミゲージの特集はコチラ→ハサミゲージfacebookページ
穴径簡単確認テーパーゲージ
この、プラグゲージは加工製品の穴径がどれ位の寸法で出来ているのか簡単に早くチェックするゲージです。
テーパー部の細い方から穴に挿入します。穴の口元が、このテーパープラグのどの位置まで入ったかで穴径を測定します。
加工での注意点は、しっかりとしたテーパーゲージの寸法管理と溝加工をする幅0.5mmの砥石成形が職人の技を必要とします。
図面寸法は一例に過ぎません、テーパー角から製品長、溝径の数・溝の公差はミクロンオーダーまで可能です。
簡単早く製品の穴径を判断したい場合には、お奨めゲージです。
・色々な試作品も加工しています→試作道場
エアー漏れ試験マスタの加工について
エアー漏れ試験マスターの加工を紹介します。
この製品のポイントは、細いΦ0.5の下穴に対して120±1°、真円度0.0002の公差の穴があるところです。
左の図面を見ると、一般的にセンター穴研削盤を思い浮かべる方が多いかと思います。しかし、製品は非常に小さく下穴はΦ0.5で、面粗度もラッピング加工指示になっているので研磨加工では図面の内容を満たすことが出来ません。
そこで、クリタテクノでは職人のラッピング加工を駆使して、真円度と角度を調整しながら磨いて加工していきます。当然ながら、人の感覚で加工するので力の入れ具合で、口元や奥のダレが発生します。
従って、測定と磨きを繰返しながら公差に入れていく、シビアな加工です。
・色々な試作品も加工しています→試作道場
テンプレート形状加工について その1
まず、テンプレートとは製品の面を基準に機械を動かす基準(マスター)のプレートです。
この図面で難しいのは、幾何公差を守る事です。当然ながら、必要になる面は全てラッピング加工が必要になります。しかし、ラッピング加工面は段地になっているので手作業での磨きが必要になります。手作業でのラッピング加工は、ダレが発生し易く究極の職人技を必要とします。如何にしてラッピング加工の負担を軽減させるかが鍵になります。そこで、ポイントになるのが研磨加工です!
研磨加工では、段差部分の寸法と、懐の深い端面を砥石側面で仕上て行くのがポイントになります。熱膨張を考えて、余分な食い込みをしないように加工していく所も神経を使います。
・加工機の詳細はこちら→設備機械 概要
円筒形状外周成形研磨加工について
線の輪郭度公差や円周振れ公差等が厳しい精度なので、正確なプログラムと設定・加工が必要になります。
輪郭をR寸法で表す事のできない形状やインボリュート形状を点群化し、3点(X・Y・Z)を拾ってR形状を加工します。
3点の間隔を砥石の磨耗・熱膨張などを考慮して正確に設定をおこなわないと正しい形状に加工できません。
当然の事ながら、製作時には十分な打ち合わせを行います。
・加工機の詳細はこちら→設備機械 概要
NC成形研磨コンタリング加工と加工精度について
図1の製品を製作するために加工プログラムを作ります。同時に自動で砥石をドレス(砥石成形)するのでドレスプログラムも作ります。
この時の砥石Rは製品(図1)で1番小さいRより小さいRで砥石の先を成形します。また、製品の荒さは鏡面仕上げなのでサドルの動きをF50(Fスピードについて詳しくはこちら)でプログラムをつくりました。
※Fスピードを遅くすると加工に時間が掛かり過ぎるため今回はF50で設定。
研削完了後 図3 のようにダイヤルゲージをセットして、テーブルの動きを止めコラム・サドルをプログラム上の動きをさせる事でNCプログラムと製品が同じ様にセットできているか確認をします。つまり、ダイヤルゲージをゼロ合わせしてNCプログラムを動かした時ダイヤルゲージの数値ばらつきがなければOKなのです。
※加工上の測定です。検査は形状測定器で測定します。
・形状測定器についてはこちら→『命』設備機械ページ下の方へ
この製品の難しいところは、コンタリング加工で表面粗さを細かくするところです。通常の成形研磨ですと砥石の荒さによって、ほぼ表面粗さが決定しますが、コンタリング加工はFスピードも重要ですが切り込み量も荒さとして重要にになるのです。なぜなら、コンタリング加工は線による加工でR形状を作っていくので、切込み量がダイレクトに荒さと直結するのです。
しかし、切込み量が少ないと手前では研磨できても奥の方では砥石が磨耗して削れなくなるので、数回ドレスを繰返し砥石の荒さと形状を成形しなおして加工して行きます。そして仕上は、ラッピング加工で鏡面にしていきます!
成形研磨でしっかりと形状が出ていますし、面粗度も研磨仕上げになっているので、ラッピング加工の簡素化ができます、R形状のラッピングによる崩れも防げます。
クリタテクノでは、この様な難形状鏡面仕上げも可能です(勿論、研磨仕上げもできます。)また、3軸でのコンタリング加工も可能です。
・WCワイヤーカット→バフがけでは0.01台の精度保障
・NC成形研磨加工機→バフがけだと0.001台の精度保障が可能