AVIチャック(超小型四爪チャック)
AVIチャックは、2010年完成した特殊超小型四爪チャックです。
限られたスペースにセッティングできるのは、AVIチャックの特徴です。狭いスペースでは、大型のチャックがセットできず簡易式の両センター冶具などで固定します。すると、加工対象物は次第に固定冶具から緩み加工不良を起こします。結果、加工対象物は不良へ、刃物に関しては破損してしまいます。最悪の場合、機械が壊れた大きな損害に直結しかねません・・・
そこで、開発されたのが「AVIチャック」です。AVIチャック開発には作り手の思いがぎっしりと詰まったストーリが背景にあります。それは、2010年2月のことです・・・
開発の切っ掛け?
当時、web活用を積極的に展開しようと決めたクリタテクノは、あらゆるカタチで情報発信していました。そんな時に、愛知県名古屋市に本社を置くavi silversさんから一本の電話が鳴りました。
シルバーアクセサリーの素となるワックスを固定する専用冶具が必要だ!っと、お問い合わせを頂きました。当時、クリタテクノは自動車・工作機械業界向けにしか冶具を作っておらず装飾品業界への参入は初めての事で戸惑いました。しかし、「モノづくり」と言う括りは同じで、蓋を開けてみると問題の沢山ある世界でした。
完成後どうなった?
クリタテクノのモノづくりへのスタンスは、「お客様の困りごとを解決する」を念頭に営業をしています。AVIチャックに関しては段取設備の問題を解決して、不良の軽減を達成しました。今後の展開として、AVIチャックを専用総型ゲージの搭載して精密測定の基準器として開発を進めていきます。第一弾としては、2012年春に自動車メーカー様への納入で新しい評価を得られるでしょう。