カムシャフト (camshaft) 専用検査総型ゲージを手がけています。
クリタテクノでは、カムシャフトのマスターゲージから測定用ゲージを製作しています。芯ズレしたマスターの精度出しに注意が必要になります。
数種類のカムシャフトが測定できる共用タイプも得意としています。
※実績では8種類のカムシャフトを一台のゲージで測定可能としました。
カムシャフトの基準出しには、両センターを使う場合と外径基準にする場合とがあります。
センター基準の場合はセンターピンを基準に段取りをします。
一方、外径基準の場合は、「蟹はさみ」と言うクランプ方法でワークを固定します。蟹ばさみ機構は主に外径基準のセンター穴の測定や外径基準の他外径の振れなどを測定します。
※蟹ばさみ=左右対称にクランプが閉まりゲージ中心軸に合ったゲージクランプが可能となります。
カムシャフトとは
カムシャフトはシリンダーブロック(エンジンブロック)に納まるエンジン部品の一つです。ピストン・コネクティングロッドを通じて発生した力をまとめる役目を持っています。断面が卵型のカムが複数連なったもので、回転の中心と外周までの距離は一定ではない。カムシャフトはクランクシャフトからのタイミングチェーンなどにより回転が伝えられている。4ストローク機関ではクランクシャフトが2回転する間に、カムシャフトは1回転する。