測定基準がネジ穴になってる!!
測定基準「データム」がネジ穴にっていて困った事ありませんか?
計測機器業界でも基準取が困難なポイントの一つとして、専用検査ゲージの開発が敬遠されてました。クリタテクノでも同様の相談を以前より頂いており、設計開発を挙げて解決策を考えていました。
そして、今回「雌ネジ部基準直角度」の相談依頼を愛知県にある某自動車メーカー様よりいただき試行錯誤を続けてきた開発案が雌ネジ部基準直角度測定器へとカタチになりました。
機能立会い・繰り返し測定なの細部にわたる検証の結果、お客様の満足いただける測定器が完成しました。
その、自慢の測定ゲージを一度ご覧いただけると幸いです。
ネジ部基準で端面直角度そ測定します
ネジ部が基準になっている部品は世の中多々あります。必ず基準取りで困ります。
写真、ネジ部奥端面の直角度そ測定します。
雌ネジ部基準、穴奥端面直角度測定のワーク図【一例】
本製品(写真のゲージ)が対象としたワーク図面です。M22x1.5を基準とし、穴奥端面の直角度0.03を測定します。
ただし、測定範囲は穴の中心軸を基準とした測定子のあたる円周となります。
雌ネジ部基準、口元端面直角度測定の場合(応用編)
雌ネジ基準直角度測定の応用編です。
ネジ部口元端面の直角度を測定することが可能です。(サイト内写真のゲージとは形状など異なります。)
ただし、測定範囲は穴の中心軸を基準とした測定子のあたる円周となります。
測定段取りは簡単です
・ワーク本体にネジゲージユニットを挿入します。
・【写真左】しっかりと雌ネジ・雄ネジが喰い付いた事を確認したら基準段取りは完了です。
・【写真中】次に測定ユニットを組み付けます。
・【写真右】 ダイヤルゲージの値をゼロ合せし、測定ユニットをネジゲージユニット締め込み方向と同じ向きに回します。
・直角度数値は測定ユニットを回した時の寸法のバラツキを見ます。
雌ネジ基準直角度測定器ユニット構成
雌ネジ基準直角度測定器はネジゲージユニット・測定ユニットの構成で成り立ちます。
測定対象ワークのネジピッチ・公差幅に応じてネジゲージユニットを増やす必要があります。相談の際は測定対象ワークのネジ部データをご用意ください。
専門のアドバイザーが丁寧にお伝えいたします。