測定面が円すい形状したプラグ・リングゲージです
クリタテクノのテーパーゲージは、多くの工作機械メーカー様に愛用いただいてます。
テーパーゲージ模範は、真の値でしょうか??
テーパーゲージで当りを見ているテーパーテストバーの精度は、大丈夫でしょうか?
などなど、精密機器・部品を作られている方は、日々品質に関して頭の中で心配しています。 クリタテクノのテーパーゲージ模範は東海地区・関西地区・関東地区の工作機械メーカー様へ多く納入しています。
また、テーパーゲージの校正から、テーパーテストバーの設計・製作・校正まで一元管理でサービスをさせて頂いていますのでお客様への管理の負担を軽減できます。
テーパゲージ模範とは?
一般的にテーパ穴の加工の評価を「当り」で評価するゲージです。勿論、相手側のテーパリングゲージを使用した、テーパプラグ側の当り測定も可能です。
※テーパ穴を当り測定したテーパプラグゲージの写真です。実際「当りの悪い」ゲージの写真です。これでは正確な判断が出来ません。
テーパゲージ模範の設計要領(必要な寸法はこちら)
・テーパプラグゲージ ・テーパリングゲージ その他、必須項目は「材質」「指定硬度」「テーパ当り」以上が必要です。また、外観などは、外周ローレット加工など作業者の使用方法を考慮して決定します。
テーパゲージ模範の加工工程
①旋盤加工 テーパプラグ・テーパリング共にゲージ部分には0.3mmの研磨代を残して加工します。
②フライス加工 刻印面などの加工です。(不要可)
③焼入れ処理 SKS-3を使用する場合、ソルト焼入れ(又は油焼入れ)サブゼロ・焼き戻し処理をします。
④表面処理 黒染め処理を推奨します。ゲージ部分に関しては、黒染め後研削加工しますので黒染めは残りません。また、硬質クロムメッキ仕上げのテーパゲージ模範の場合は仕上げ代を見込んで前加工をします。
⑤テーパプラグ外径研削加工 焼入れ処理・表面処理後に研削加工へ入ります。テーパ角に合わせた外径研削加工機で角度を仕上て行きます。
⑥テーパプラグゲージの測定と校正 先にテーパプラグを完成させます。
⑦テーパリング内径研削加工 テーパリング内径の仕上げは、テーパプラグゲージとの合わせを繰り返して加工を進めて行きます。
⑧テーパリングゲージ 最終検査で、互いの「当り」を確認します。
テーパゲージ模範の検査・校正方法
□寸法確認 ・テーパプラグゲージ 測長器にて測定。万能測長器カールツアイス社製を用いて、図に示すようにテーパプラグゲージを小径の端面を下にして測定器のテーブル上に立てテーパ角度円維直径を求めます。 ・テーパリングゲージ 完成したテーパプラグゲージと「当り検査」をして、テーパプラグゲージ大端径の端面高さをテーパリング大端径の寸法を検査します。 □当り検査 各ゲージ完成した段階で最終的にテーパゲージの当りを検査します。クリタテクノでは、光明丹ORブルーペーストを使って当りを確認します。当り検査では、少しのホコリが大きな測定値のバラつきに直結します。手入れは入念に行いましょう。クリタテクノでは、当り80%保障90%以上狙って製作します。