まず、テンプレートとは製品の面を基準に機械を動かす基準(マスター)のプレートです。
この図面で難しいのは、幾何公差を守る事です。当然ながら、必要になる面は全てラッピング加工が必要になります。しかし、ラッピング加工面は段地になっているので手作業での磨きが必要になります。手作業でのラッピング加工は、ダレが発生し易く究極の職人技を必要とします。如何にしてラッピング加工の負担を軽減させるかが鍵になります。そこで、ポイントになるのが研磨加工です!
研磨加工では、段差部分の寸法と、懐の深い端面を砥石側面で仕上て行くのがポイントになります。熱膨張を考えて、余分な食い込みをしないように加工していく所も神経を使います。